お知らせ

新着情報

  • やまなしメディア芸術アワード2025-26 審査委員を公開しました。<全文を読む>
  • やまなしメディア芸術アワード2025-26開催!作品募集を開始します。<全文を読む>

YMAA 2025-26 開催趣旨

山梨県では、創造性にあふれる地域社会をめざして、『やまなしメディア芸術アワード2025-26』を開催します。

『やまなしメディア芸術アワード』(YMAA)は、高い表現力や想像力あるいは高度なデジタル技術の技能を有する人材育成を目的としており、独創性の高い作品を顕彰するとともに、未来を構想する表現者たちのプラットフォームと位置づけています。2021年度より国内外から多くのご応募をいただき、県内各所の文化拠点と連携して取り組んできました。2026年3月の入選作品展に向けて、第5回となる今回もメディア・テクノロジーへの創造的な探求を促進していきます。

「Y-GOLD(最優秀賞)」、「Y-SILVER(優秀賞)」、「Y-CRYSTAL(山梨県賞)」を表彰の3賞として設けて、これまでにない革新的な芸術表現が寄せられることを期待しています。「Y-CRYSTAL」は山梨県に新たな価値や意味を創出する作品として応募作から選出し、入選作品展で3賞の受賞作品を決定します。

本公募プログラムの開催を契機として、山梨県は芸術文化創造のインキュベーションとなり、新しいクリエイター育成や産学連携の継続的な活動を推進することで、豊かな地域社会の実現に向けて取り組んでいきます。

応募

対象作品

一次審査にてウェブ上で閲覧、実行、動作、記録を確認でき、オリジナルな表現であればジャンルは一切不問です。

先端的なメディア・テクノロジーを駆使している作品はもちろんのこと、テクノロジーに批評的な視点を持った作品、これまでの定義では評価しがたい挑戦的な作品、これから芸術作品と呼ばれるような新しい表現など、多くの方々の応募をお待ちしております。

例:映像作品、アニメーション、グラフィック、インスタレーション、パフォーマンス、インタラクティブアート、モーショングラフィックス、ゲーム、スマートフォン及びタブレット用アプリ、デジタルアート、デジタルガジェット、Webデザインなど

作品規定

  • 応募する作品数に制限はありませんが、受賞・入選は1応募者につき1作品までとします。
  • 他のコンテストに応募した作品及び入選・受賞した作品も応募可能です。
  • 過去の『やまなしメディア芸術アワード』で受賞した方は応募できません。なお、入選した方は応募可能です。
  • 応募者は作品の著作権を有することが必要です。
  • 応募作品を山梨県内の各会場で発表できること。最終審査は展覧会形式で行いますが、オンライン発表も可能です。
  • 入選した場合、発表にかかる費用(設置/撤去および輸送費など)を1作品あたり上限15万円まで補助します。
  • 入選作品の設置場所や発表形式については、開催趣旨および法令や安全対策などの諸事情を踏まえて、入選者本人との協議の上で決定します。
  • 特記事項を必ずお読みください。

公募概要

募集期間

令和7年8月29日(金)~令和7年11月20日(木)17:00 必着(日本時間)

応募資格

  • 性別、年齢、国籍、個人、グループ、プロ、アマを問いませんが、応募者(グループの場合は、すべてのメンバー)は本募集要項の各条件を満たすこととします。
  • 未成年の方が応募する場合は、保護者の同意の上、応募してください。
  • 日本在住であること。海外在住の場合は作品審査に際して国内の協力者がいれば参加可能です。

応募料

無料

応募方法

手順1:作品のアップロード

動画配信サービス、画像の投稿・共有サイト、ご自身のウェブサイト等に応募作品をアップロードしてください。

手順2:フォームからエントリー

やまなしメディア芸術アワードウェブサイトの応募フォームに必要事項(作品アップロード先URL、作品サムネイル画像、作品発表の形式等)を入力し、送信してください。

募集要項

募集要項PDFはこちら

注意

  • URLは、アクセスすればアカウント登録やダウンロードが不要で、そのまま閲覧できる状態でアップロードしてください。
  • 限定公開の作品は、パスワード等を本サイト内応募フォームへ送信してください。
  • 作品は、下記の環境で閲覧、実行できることをご確認ください。
    [OS]Windows 10/11, macOS Sonoma 14.0以降
    [ブラウザ]Microsoft Edge, Safari, Google Chrome
  • 審査のため、令和8年3月31日(火)までの間は閲覧またはデータ取得可能な状態にしてください。
  • 閲覧できない場合、応募内容に不備ありと判断し、審査の対象外となります。
  • 応募で利用する動画配信サービス、画像の投稿・共有サイト等の利用料金等は自己負担でお願いします。
  • 応募作品が他のコンテストで受賞している場合は、応募フォームに作品の受賞歴を記載してください。また、応募作品が他のコンテストにも応募中である場合は、応募フォームに当該コンテスト名を記載してください。

審査

審査方法

審査は2段階で行われます。

1. 一次審査
提出された内容を元に、審査委員が『やまなしメディア芸術アワード2025-26』の入選作品を5作品程度選定します。
2. 最終審査
一次審査において、選考された5作品程度について、審査委員が入選作品展にて作品を審査し、最終審査会で『やまなしメディア芸術アワード2025-26』の受賞作品を決定します。

審査委員長

提供:学校法人多摩美術大学

青柳 正規

山梨県立美術館館長、多摩美術大学理事長、元文化庁長官

メッセージコロナを経験した世界は、グローバルな視点と同時にローカルな「居場所」探しを試みるようになった。生成AIが実装化されるなかでの「メディア・アート」を考えるとき、トポス、テッロワール、地霊(ゲニウス・ロキ)、棲み家、土俵のような「そこに根ざすもの」を見直す契機が期待される。


プロフィール1944年生まれ。山梨県立美術館館長、学校法人多摩美術大学理事長、奈良県立橿原考古学研究所所長、石川県立美術館館長、公益財団法人せたがや文化財団理事長、東京大学名誉教授、日本学士院会員、文化功労者。勲等は瑞宝重光章。国立西洋美術館館長、文化庁長官などを歴任した。

審査委員

gnck

gnck

評論家

メッセージ我々の産業や生活において日常化し、制度化し、身体化したデジタルメディアへの批評性は、まさに今日的な問題であると同時に、普遍的な問題も呼び覚ましているものでしょう。作品としての様々な試みを見られることを期待しています。


プロフィールジーエヌシーケイ|評論家。美術批評。キャラ・画像・インターネット研究。1988年東京生まれ。 「画像の演算性の美学」を軸に、現代美術、近代絵画、ポピュラーカルチャーまで、幅広く造形文化を研究する。 美術手帖第15回芸術評論募集第一席。論考に「電子のメディウムの時代、デジタル画像の美学」 「ハーフトーンの筆触」「彫刻の周縁、立体造形の肥沃」 「ピクセルアートとピクセル・(イン)パーフェクト 豊井祐太の感性」ほか。

下東 佳那

下東 佳那

山梨県立美術館学芸員

メッセージ世界が目まぐるしく変化する中で、芸術が現在そして今後、人類にとってどのような意味合いをもつのかを考えさせられています。希望の光となるような、そんな応募作品に出会えることを願っています。


プロフィール1986年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修了。中村キース・ヘリング美術館、東京藝術大学大学美術館での勤務を経て、2016年より現職。担当した主な展覧会は「現代日本の工芸」(2019年)、「山梨アートプロジェクト2020」、「山梨アートプロジェクト2022」、「山梨県立美術館コレクションREMIX」(2023年)など。

鈴木 泰人

鈴木 泰人

美術作家/特殊照明家、2024年度Y-GOLD受賞

メッセージ関係性を意識しているのもあり、作家たちにしか見えない景色が形になってゆく過程を目の当たりにすると自然と引き込まれてしまいます。山梨でどの様な引き出しを開けてくれるのか、その展開を楽しみにしています。


プロフィール物理的・心理的な距離、人と空間との関係、見えないものを可視化する行為そのものに強く関心を持ち、サウンド・インスタレーション、絵画、ドローイング、アート・プロジェクトなど多様な形式を用いて制作・研究を行う。特に作品制作の過程において他者との対話や関係性を重視し、それらを作品の一部として取り込む「開かれたプロセス」を意識しており、地域性や場所の文脈、そこに暮らす人々との関わりを通じて、記憶や物語として残る表現活動を行う。主な展覧会は、 2018`六甲ミーツアート芸術散歩《スラスラチカチカ》[OBI]グランプリ、2023`奥能登国際芸術祭《音蔵庫》、2024`豊岡演劇祭《日常感アンプ》。

藤倉 麻子
写真:高野ユリカ

藤倉 麻子

アーティスト

メッセージ固有の方法によってしか生み出せない、私と世界のあいだに置かれた何か。あるいは有限の時間で獲得しえないもののしるし。世界との接続点を模索した結果出現したもの。種類としては作品と呼ぶべきそうしたものとの出会いを楽しみにしています。


プロフィール1992年生まれ。都市・郊外を横断的に整備するインフラストラクチャーやそれらに付属する風景の奥行きに注目し、主に3DCGアニメーションの手法を用いた作品を制作。近年では、埋立地で日々繰り広げられている物流のダイナミズムと都市における庭の出現に注目した空間表現を展開している。近年の展覧会に「マシン・ラブ:ビデオゲーム、AIと現代アート」(森美術館、2025)、「積層する時間:この世界を描くこと」(金沢21世紀美術館、2025)、第19回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館展示「IN-BETWEEN(中立点)―生成AIと未来」(2025)などがある。

三原 聡一郎
撮影:山本糾

三原 聡一郎

メディアアーティスト

メッセージ制作することと生きることが近いような、自身の中に存在している感覚に基づいて構想され実装された、この世界に二つとない実験の結晶と出会えることを楽しみにしています。


プロフィール世界に対して開かれたシステムを提示し、音、泡、放射線、虹、微生物、苔、気流、土、水そして電子など、物質や現象の「芸術」への読みかえを試みている。2011年より、テクノロジーと社会の関係性を考察するための協働プロジェクトを国内外で展開中。2022年より「3月11日に波に乗ろう」共同主催。2025年「浜通り食と芸術プロジェクト」ゲストアーティスト。近年、これまでの活動を「空気の芸術」として、振動、粒子、呼吸というカテゴリーに基づいたアーカイブ実験をレシピの形式に基づいて進めている。

審査基準

  • 独創性の高い企画や清新な表現に相応しいメディアやテクノロジーを用いているか
  • 新しいことにチャレンジする姿勢が感じられるか
  • テクノロジーをめぐって批評性やメッセージ性を持っているか
  • 既存のジャンルや分野を超えて、未来への大胆な提案が作品として結実しているか
  • ユニークな発想や工夫で驚きや発見をあたえているか

表彰

賞状・副賞

最優秀賞、優秀賞、及び山梨県賞の受賞者には、それぞれ賞状、副賞が贈られます。

Y-GOLD最優秀賞
賞状、副賞50万円1点
Y-SILVER優秀賞
賞状、副賞20万円2点
Y-CRYSTAL山梨県賞※
賞状、副賞50万円1点

入選発表・入選作品展

入選発表

入選発表
令和7年12月下旬予定
発表形式
本ウェブサイトにて

入選作品展

開催日時
開催日程:令和8年2月28日(土)~3月22日(日)(予定)
開催場所
甲府市、北杜市(予定)

受賞発表・表彰式

受賞発表

日時
令和8年3月中旬予定
発表形式
本ウェブサイトにて

表彰式

開催日時
令和8年3月中旬予定
開催場所
後日、受賞者に案内

特記事項

作品の応募について

作品について

著作権について

肖像権について

個人情報について

やまなしメディア芸術アワードで収集する個人情報については、応募者の個人情報保護の考え方を以下の通り定め、これを遵守することにより、個人情報の漏洩、流用、改ざん等の防止に適切な対策を講じます。

その他

主催

山梨県

協賛

株式会社ワイ・シー・シー

後援

多摩美術大学
東京藝術大学大学院映像研究科
山梨大学
山梨日日新聞・山梨放送
テレビ山梨
エフエム富士
エフエム甲府

応募先・問い合わせ先

山梨県 観光文化・スポーツ部 文化振興・文化財課

所在地
〒400-8501 山梨県甲府市丸の内1-6-1
電話番号
055-223-1790(平日 9:00~17:00)
E-MAIL
y-artaward@pref.yamanashi.lg.jp

■やまなしメディア芸術アワードウェブサイト

URL
https://y-artaward.jp/
ENTRY作品を応募する