お知らせ

新着情報

開催趣旨

山梨県では、創造性にあふれる地域社会をめざして、『やまなしメディア芸術アワード2023-24』を開催します。

『やまなしメディア芸術アワード』YMAAは、高い表現力や想像力あるいは高度なデジタル技術の技能を有する人材育成を目的としており、独創性の高い作品を顕彰するとともに、未来を構想する表現者たちのプラットフォームと位置づけています。第3回となる今年度は県内各所の文化拠点と連携し、入選作品展を同時開催して受賞作品を決定します。

新たに「Y-CRYSTAL山梨県賞」を設け、山梨の地域特性自然・文化・風土・歴史・産業などに新たな価値や意味を創出する作品を募集します。世界中で経済活動や社会構造が大きく変化するなか、自然環境や歴史風土に根差すことの意味を問いなおし、メディア・テクノロジーの位置づけやあり方に新たな提案を与える、革新的な作品が寄せられることを期待しています。

本公募プログラムの開催を契機として、山梨県は芸術文化創造のインキュベーションとなり、新しいクリエイター育成や産学連携の継続的な活動を推進することで、豊かな地域社会の実現に向けて取り組んでいきます。

対象作品

対象作品

一次審査にてウェブ上で閲覧、実行、動作、記録を確認でき、オリジナルな表現であればジャンルは一切不問です。

先端的なメディア・テクノロジーを駆使している作品はもちろんのこと、テクノロジーに批評的な視点を持った作品、これまでの定義では評価しがたい挑戦的な作品、これから芸術作品と呼ばれるような新しい表現など、多くの方々の応募をお待ちしております。

例:映像作品、アニメーション、グラフィック、インスタレーション、パフォーマンス、インタラクティブアート、モーショングラフィックス、ゲーム、スマートフォン及びタブレット用アプリ、デジタルアート、デジタルガジェット、Webデザインなど

作品規定

  • 応募する作品数に制限はありませんが、受賞は1応募者につき1作品までとします。
  • 他のコンテストに応募した作品も応募できます。ただし、当該コンテストにおいて受賞した作品を除きます。
  • 応募者は作品の著作権を有することが必要です。
  • 応募作品を山梨県内で発表できること。最終審査は展覧会形式で行いますが、オンライン発表も可能です。
  • 入選した場合、発表にかかる費用設置/撤去および輸送費などを1作品あたり上限15万円まで補助します。
  • 入選作品の設置場所や発表形式については、開催趣旨および法令や安全対策などの諸事情を踏まえて、入選者本人との協議の上で決定します。
  • 特記事項を必ずお読みください。

公募概要

募集期間

令和5年9月15日(金)~令和5年11月30日(木)17:00 必着日本時間
※募集は終了しました。

応募資格

  • 性別、年齢、国籍、個人、グループ、プロ、アマを問いませんが、応募者グループの場合は、すべてのメンバーは本募集要項の各条件を満たすこととします。
  • 未成年の方が応募する場合は、保護者の同意の上、応募してください。
  • 日本在住であること。海外在住の場合は作品審査に際して国内の協力者がいれば参加可能です。

応募料

無料

応募方法

手順1:作品のアップロード

動画配信サービス、画像の投稿・共有サイト、ご自身のウェブサイト等に応募作品をアップロードしてください。

手順2:フォームからエントリー

本ウェブサイトの応募フォームに必要事項作品アップロード先URL、作品サムネイル画像、作品発表の形式等を入力し、送信してください。

募集要項

募集要項(PDF)はこちら

注意

  • URLは、アクセスすればアカウント登録やダウンロードが不要で、そのまま閲覧できる状態でアップロードしてください。
  • 限定公開の作品は、パスワード等を本サイト内応募フォームへ送信してください。
  • 作品は、下記の環境で閲覧、実行できることをご確認ください。
    [OS]Windows 10/11, macOS Ventura 13.0以降
    [ブラウザ]Microsoft Edge, Safari, Google Chrome
  • 審査のため、2024年3月31日までの間は閲覧またはデータ取得可能な状態にしてください。
  • 閲覧できない場合、応募内容に不備ありと判断し、審査の対象外となります。
  • 応募で利用する動画配信サービス、画像の投稿・共有サイト等の利用料金等は自己負担でお願いします。

審査

審査方法

審査は2段階で行われます。

1. 一次審査
提出された内容を元に、審査委員が『やまなしメディア芸術アワード2023-24』の入選作品を20作品選定します。
2. 最終審査
一次審査において、選考された20作品について、審査委員が入選作品展にて作品を審査し、最終審査会で『やまなしメディア芸術アワード2023-24』の受賞作品を決定します。

審査委員長

青柳 正規
提供:学校法人多摩美術大学

青柳 正規

山梨県立美術館館長、多摩美術大学理事長、元文化庁長官

1944年生まれ。山梨県立美術館館長、学校法人多摩美術大学理事長、奈良県立橿原考古学研究所所長、石川県立美術館館長、公益財団法人せたがや文化財団理事長、東京大学名誉教授、日本学士院会員、文化功労者。勲等は瑞宝重光章。国立西洋美術館館長、文化庁長官などを歴任した。

審査委員

荒牧 悠
Photo: Aya Kawachi

荒牧 悠

アーティスト、多摩美術大学美術学部統合デザイン学科講師

1988年神奈川県生まれ。慶應義塾大学政策メディア研究科修了。多摩美術大学美術学部統合デザイン学科講師。構造や仕組み、人の認知に注目した作品を制作している。作るオブジェは動いたり動かなかったり、扱う材料は様々。主な参加展覧会に「デザインの解剖展: 身近なものから世界を見る方法」(2016,21_21designsight)、個展「ストゥラクチャ」(2021,Hikarie 8/ aiiiima)、荒牧 悠 "こう (する+なる)” ― phenomenal # 02(2022,nomena gallery Asakusa)など。

伊村 靖子
撮影:丸尾隆一

伊村 靖子

国立新美術館学芸課情報資料室長、主任研究員

情報科学芸術大学大学院(IAMAS)准教授を経て、2022年より現職。『虚像の時代 東野芳明美術批評選』(河出書房新社、2013年)共編のほか、主な論文に「「色彩と空間」展から大阪万博まで――60年代美術と建築の接地面」『現代思想』(48巻3号、2020年3月)、「1960年代日本現代美術における「インターメディア」の系譜」『美術フォーラム21』45号(2022年6月)など。2022年に「国立新美術館所蔵資料に見る1970年代の美術――Do it! わたしの日常が美術になる」展、「連続講座:美術館を考える」第1回~第4回(ともに国立新美術館)の企画を担当。

小坂井 玲

小坂井 玲

山梨県立美術館学芸員

1983年、愛知県出身。2012年より現職。担当したおもな展覧会企画に「生誕200年 ミレー展:愛しきものたちへのまなざし」(2014年)、「シャルル=フランソワ・ドービニー:バルビゾン派から印象派への架け橋」(2018年)、「黄昏の絵画たち:近代絵画に描かれた夕日・夕景」(2019年)、「ミレーと4人の現代作家たち:種にはじまる世界のかたち」(2023年)など。

高尾 俊介

高尾 俊介

クリエイティブコーダー、甲南女子大学文学部メディア表現学科准教授

アーティスト、クリエイティブコーダー。1981年、熊本県生まれ、兵庫県在住。2019年より日記のようにプログラミングコードを書く活動としてデイリーコーディングを提唱・実践。2021年にジェネラティブアートNFT「Generativemasks」を発表。現在は甲南女子大学文学部メディア表現学科准教授としてプログラミング教育に携わる他、ジェネラティブアート振興財団代表理事としてアルゴリズムと計算による新興芸術の普及に励んでいる。Penクリエイター・アワード2022審査員特別賞受賞。

山形 一生

山形 一生

アーティスト、2022年度Y-GOLD受賞

https://issei.in

吉開 菜央
©️CREA

吉開 菜央

映画作家、ダンサー

1987年山口県生まれ。日本女子体育大学舞踊学専攻卒業、東京藝術大学大学院映像研究科修了。観ること、聴くことによって動かされる感覚・情動を軸に、映画そのものを踊らせるつもりで映画を制作している。作品は、国内外の映画祭での上映をはじめ、展覧会でもインスタレーション展示されている。MVの監督や、振付、出演も行う。監督した主な映画は『Shari』(ロッテルダム国際映画祭2022公式選出)『Grand Bouquet』(カンヌ国際映画祭監督週間2019正式招待)『ほったまるびより』(文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門新人賞受賞)。

審査基準

  • 独創性の高い企画や清新な表現に相応しいメディアやテクノロジーを用いているか
  • 新しいことにチャレンジする姿勢が感じられるか
  • テクノロジーをめぐって批評性やメッセージ性を持っているか
  • 既存のジャンルや分野を超えて、未来への大胆な提案が作品として結実しているか
  • ユニークな発想や工夫で驚きや発見をあたえているか

表彰

賞状・副賞

最優秀賞、優秀賞及び山梨県賞の受賞者には、それぞれ賞状、副賞が贈られます。

Y-GOLD最優秀賞
賞状、副賞50万円1点
Y-SILVER優秀賞
賞状、副賞20万円2点
Y-CRYSTAL山梨県賞※
賞状、副賞50万円1点

入選発表・入選作品展

入選発表

入選発表
令和6年1月上旬予定
発表形式
本ウェブサイトにて

入選作品展

開催日時
令和6年3月 ※3月2日~31日の約一カ月を予定
開催場所
甲府市、富士吉田市、北杜市内各所

受賞発表・表彰式

受賞発表

日時
令和6年3月中旬予定
発表形式
本ウェブサイトにて

表彰式

開催日時
令和6年3月中旬予定
開催場所
後日、受賞者に案内

特記事項

作品の応募について

作品について

著作権について

肖像権について

個人情報について

やまなしメディア芸術アワードで収集する個人情報については、応募者の個人情報保護の考え方を以下の通り定め、これを遵守することにより、個人情報の漏洩、流用、改ざん等の防止に適切な対策を講じます。

その他

ワークショップ

本公募の募集に合わせて、「YMAAラーニング」を10月に開講します。メディア・テクノロジーに触れながら新しい表現を探求するシリーズ企画のワークショップです。
今年は4つのワークショップを用意しました。「言葉と映像」、「色彩の素」、「自然観察と電子工作」、「仮想現実とカメラ」と各回に表現力を高めるテーマを立て、創造の場に親しむ機会を提供いたします。

主催

山梨県

後援

多摩美術大学
東京藝術大学大学院映像研究科
山梨大学
山梨日日新聞・山梨放送
テレビ山梨
エフエム富士
エフエム甲府

応募先・問い合わせ先

山梨県 観光文化・スポーツ部 文化振興・文化財課

所在地
〒400-8501 山梨県甲府市丸の内1-6-1
電話番号
055-223-1790(平日 9:00~17:00)
E-MAIL
y-artaward@pref.yamanashi.lg.jp

■やまなしメディア芸術アワードウェブサイト

URL
https://y-artaward.jp/